後ろのポケットのミシン模様は命です (2005-08-25)

毎日暑いですね。
プララ杉田のジーパン屋 店長の高岡 敏哉です。

ジーパンのポケットにある、ミシンの模様て、気にしていますか?

先日、持込修理品のジーパンの後ろポケットが、Wになっていました。
Wは、エドウイン(縫い方により、ラングラー)の商標です。
今時信じられません。  違法行為です。

何気ない単なる、ミシン模様ですが、あなどってはいけません。
それが元で、裁判沙汰になっていました。

エドウインVSリーバイス(リーバイスがエドウインを訴えました。)

10年くらい前から、密かに裁判が続いていました。
7年前くらいに、5つの案件で裁判の判決が出ました。
4つは、エドウイン勝訴。
1つだけ、リーバイス勝訴。
普通に考えれば、エドウインの勝ちですが、
当時繊研(センケン)新聞(業界紙の日刊新聞)は、
リーバイス勝訴の見出し!
流石、商業誌(新聞記事の下などにある広告です。これが、収入源です。)
長いモノには、巻かれちゃうんですね。
日本での会社の規模(年商)は、
エドウイン約400億円。
リーバイス約200億円です。
しかし、世界的規模では、リーバイスの方が、大きいようです。
エドウインの社員は、怒っていました。(あたりまえですよね!4対1なのにね。)

裁判の焦点は、確か、赤タブ(ポケットについている赤いリボン。)の位置やらでした。
エドウインが負けたのは、すでに生産中止になったモデルの後ろポケットのミシン模様が、類似している。と、負けました。

その後、なんとしてでも、エドウインを潰したいリーバイスは、今回裁判で
やっと、勝ちました。

決め手は、
第三者に、エドウイン製ジーパンの後ろのポケットも模様を見せて、
「これは、リーバイスの模様に見えますか?」
と聞いたそうです。
ちょっと見、ジーパンなんか興味無い人には、ミーンナ同じに見えるらしいです。

これが、裁判で負けたモデルです。ミシン模様は、取り外し
変わりに、プリントを載せています。




ある意味レア物です。(エドウインのレディスブランド、サムシングの商品です。当店でも取り扱っていましたが、全て回収(裁判の判決に従い)廃棄のはずでしたが、
ミシン模様を取り外せば、問題ないので費用をかけてミシンを外してプリントをしました。
もともと、本体7900円(税込み8,295円)位でしたが、4,095円で売っています。(当店でも、販売中)

で、これが、リーバイスの模様です。
アーキュエットステッチ(Arcuate Stitch)




弓を引く形に似ているためそう呼ばれている。もともとは、ポケットの内側に補強の布を止める為に1873年に考案されたが、
模造品(エドウインや、えびすジーンズも模造品とリーバイスは、思っているらしい?)との区別をつけるために1943年に商標権取得。
(リーバイス2005秋冬カタログを参考)



これは、←が、ラングラー。⇒は、エドウイン(よく判り易いモデルを使用しました。)似ています?
でもこれは、今では同じ会社ですから問題無いです。


これらのミシン模様は、同じ会社の製品でもモデルが替わると、少しずつ変わります。
お店に行って、比べるのも面白いです。(上手く活用すると、夏休み自由研究になるかも?)

単なる、ミシン模様ですが、熱い思いが込められているのです。
では、また来月!

このページは、IOIの萬屋コラム堂の物を転載したものです。(担当の阿部様に連絡・了承済です)
リンク先などのリンク切れなどございますのが、ご了承ください。
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posted at 15:45:51 on 2005-08-25